2年連続で1000億円突破/17年県農業産出額
キビは22・5%減168億円
【那覇支社】内閣府沖縄総合事務局は5日までに、2017年の県農業産出額が1005億円(前年比1・9パーセント減)となり、2年連続で1000億円を突破したと発表した。サトウキビが前年比22・5パーセント減の168億円となる一方、畜産部門は同3・9パーセント増の457億円となり、大台を維持した。
県農業産出額の復帰後最高値は1985年の1160億円。2000年以降は、おおむね900億円前後で推移を続け、2016年にサトウキビの大幅な増加と肉用牛の好調が寄与して1000億円を回復していた。
サトウキビなど耕種部門の17年産出額は547億円(前年比6・3パーセント減)。内訳は、サトウキビ168億円のほか、野菜153億円(同6・3パーセント増)、花き97億円(同3・9%減)、果実60億円(同5・3パーセント増)、葉タバコ41億円(同7・9パーセント増)など。
畜産部門457億円は、肉用牛228億円(同3・2パーセント増)、豚131億円(同16・0パーセント増)、鶏59億円(同7・8パーセント減)、乳用牛37億円(同7・5パーセント減)、その他畜産物が2億円(前年と同値)となっている。
農業算出額の都道府県別トップは、北海道の1兆2762億円。次いで鹿児島県が5000億円、茨城県が4967億円。沖縄県は全国33位だった。