伊良部に市営住宅建設計画/市で初、新年度予算に計上へ
宮古島市(下地敏彦市長)では2019年度の当初予算で、伊良部島への市営住宅建設に伴う事業費計上に向け、準備を進めている。市発足後、伊良部島への市営住宅建設は今回が初めて。建設予定地は池間添で、伊良部横獄市営住宅近くとなっている。
伊良部地区への市営住宅建設に向けた新年度予算への要求額は約3億7735万円を予定。そのうち、国、県の補助額を約2億128万円見込み、市の負担分は約1億7606万円となっている。
今後の日程は、予算案を来年の3月議会に提案。その後、国と県の補助金交付決定を受けて早ければ6月議会、遅くとも9月議会には建設工事に伴う議案を提案し、19年中の工事着工を目指している。
伊良部への市営住宅建設については、市議会12月定例会一般質問でも下地信広氏が「Iターン、Uターンで伊良部島に住みたいと思っても住むところがない」として市に市営住宅建設の必要性を訴えていた。
この質問を受けた答弁で下地市長は「新規市営住宅建設として19年度に伊良部池間添地区に建設を予定している。規模としては1棟3階建てで、3LDK、12世帯分を予定している」との見解を示している。