過去最多の176万人/18年空港乗降客
前年比9万6千人増加/本土直行便の増便後押し
2018年1月から12月までの1年間に宮古空港を利用した乗降客数は176万180人となり、過去最多だった17年の166万4038人を9万6142人上回り、最多記録を更新したことがこのほど、市空港課のまとめで分かった。本土直行便の増便や新規就航(期間限定)が利用者増を後押しした形だ。
18年の乗降客数を月別に見ると、最も多かったのが8月の18万8917人。次いで7月の16万1124人、10月の15万6790人。最も少なかったのは2月の11万9573人。次いで1月の12万2555人、12月の13万2346人。
前年実績より減少したのは8201人減となった9月と、70人減の7月の2カ月のみ。台風接近に伴う欠航があったことが減少の要因と考えられる。
増加幅が最も多かったのは1万7288人増加した3月。次いで1万5818人増の4月、1万4611人増の8月となっている。
18年は本土直行便では全日空(ANA)が運航する中部(名古屋)、福岡、関西便で増便が行われた。17年は6月から10月までの期間限定運航だった中部直行便が3月25日から通年運航に。1998年10月以降、運休となっていた福岡直行便は6月1日から10月27日まで期間限定で運航した。
当初1日1往復だった関西直行便は7月14日から9月30日まで1往復増便となり、期間中は1日2往復を運航させた。
チャーター便では1月に大韓航空が仁川(韓国)からの便を就航させたほか、フジドリームエアラインズ(FDA)は2、3月、11月などに小牧や新潟などからの便を就航させた。