【ニュースウィークリー】1月5日~1月12日
下地市長、県民投票は「執行しない」/県からの勧告に回答
下地敏彦市長が実施しない方針を示している辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票について、執行するよう求める県からの勧告への回答期限だった4日、市は従来と同様、執行しない考えを県に伝えた。(1月5日掲載)
新春の集いに600人/各界代表が発展へ決意
宮古島市主催の2019年新春の集いが4日、市内のホテルで開かれた。各界の代表ら約600人が新年の幕開けを祝い、地域のさらなる振興発展に向けて決意を新たにした。下地敏彦「今年は『大吉』の宮古島にしたい。そのためにはこれまでの常識にとらわれない新たな発想も必要。気持ちを新たに豊かで明るい宮古島にしていきたい」と述べた。(1月5日掲載)
618人が二十歳の決意/華やかに成人式
2019年宮古島市成人式が5日、マティダ市民劇場で開かれた。今年は618人が大人の仲間入りを果たした。式典では各地区代表者が「二十歳の決意発表」として「将来、宮古島に恩返しがしたい」など将来の目標を語った。開会前には久しぶりの再会を喜び合う新成人の姿も多く見られた。(1月6日掲載)
キビ代金2万1582円/18-19年産前期比170円減
2018-19年産のサトウキビ(分蜜糖)代金がこのほど決まった。1トン当たりの農家手取り額は標準的な糖度(13・7度)で2万1582円。前期と比べて170円の減額となる。国の交付金は前期比210円の増額だが、原料代金の減額が響いて手取りそのものは前年を下回った。キビ代金の減額は2期連続。(1月7日掲載)
城辺、池間の幼稚園再開へ/入園希望者が基準超
宮古島市が、現在休園中の城辺幼稚園と池間幼稚園を4月からの再開するため調整していることが分かった。今回の再開は入園希望者が両園とも5人を上回ったことによるもので、城辺は2年ぶり、池間は3年ぶりとなる。一方で、入園希望者が4人となり5人に満たない狩俣は、休園の方向で調整が進められている。(1月8日掲載)
JTAは前年比増/年末年始の那覇・宮古
日本トランスオーシャン航空(JTA)と琉球エアーコミューター(RAC)、全日空(ANA)は7日、年末年始期間(12月28日から1月6日)の利用実績を発表した。期間中の那覇-宮古線の総旅客数はJTAが前年比11・5%増の2万3531人、ANAは18・4%減の1万1823人だった。(1月9日掲載)
カボチャ14トンを県外初出荷へ/JA伊良部支店
宮古圏域ではトップのカボチャ生産量を誇る伊良部島で収穫が始まっている。JAおきなわ伊良部支店の集荷場では7日、農家が収穫したばかりのカボチャが大量に搬入され、県外出荷向けの箱詰め作業が本格化した。きょう9日、関東を中心に完熟カボチャ14トンを初出荷する。生産農家やJA関係者らは高値を期待している。(1月9日掲載)
玉城知事が市に再考要請/下地市長の見解変わらず
米軍の新基地建設に向けた名護市辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票について、不参加の表明を行った下地敏彦市長に対して玉城デニー知事は9日、市役所平良庁舎に下地市長を訪ね、県民投票への参加を求めて再考を要請した。下地市長はマスコミの取材に対して不参加の意思に変わりがないことを明言した。(1月10日掲載)
新鮮野菜34トンを市場に初出荷/JAおきなわ宮古出荷協
JAおきなわ宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会の新春恒例の野菜初荷式と出発式が9日午後、同地区農産物集出荷場で行われた。農家やJA関係者など約100人が参加。カボチャやゴーヤーなど6品目を合わせた計約34トンを初荷として関東を中心とした本土市場に出荷した。(1月10日掲載)
機械刈り申請9割に/サトウキビ収穫
宮古地区の2018-19年産サトウキビ収穫で、ハーベスターを使う機械刈り面積が4629ヘクタールと全体の9割に達し、過去最高を更新した。申請件数は4523件で前期より113件増えている。農家の高齢化に伴う労働力の減退と機械化を印象付ける数字だが、雨天時における原料確保という点で課題もある。(1月11日掲載)
開催日は5月25、26日/ツール・ド・宮古島
ツール・ド・宮古島実行委員会は10日、市役所平良庁舎で総会を開き、第12回大会を5月25、26両日に開催することを決めた。25日に新設のサイクリングツアーとして宮古島一周ツアーや伊良部島巡りツアーを実施する。ロードレースは74キロと136キロの部門で行う。(1月11日掲載)
最終選考候補8作品発表/宮古島文学賞
宮古島市文化協会は11日、第2回「宮古島文学賞」の最終選考候補作品を発表した。候補は8作品で、県内からは宮古島市の森田たもつさんら5人。森田さんは2年連続で最終候補作品に選ばれた(前回は佳作)。2月7日に最終選考会が開かれ、8日に入賞作品が発表される。(1月12日掲載)
宮糖城辺工場キビ搬入開始/平均糖度は13・35度
宮古製糖城辺工場は11日、2018-19年産サトウキビの搬入を開始した。初日に搬入した原料(サトウキビ)は187トン、平均糖度は13・35度と基準糖度帯(13・1~14・3度)に達し、上々のスタートを切った。1トン当たりの農家平均手取額は2万1267円。圧搾作業は15日に開始する予定だ。(1月12日掲載)