「118番」正しい利用PR
ミスサンゴと「うみまる」
宮古島海上保安部
宮古島海上保安部(山戸義勝部長)は18日、「118番の日」に因み、同保安部の職員や巡視船「はりみず」の潜水士を含む乗組員ら約15人が、海上保安庁の緊急通報用「118番」の重要性などを周知するため、宮古空港と市内のスーパー前で、チラシ配布などの広報活動を行った。
この活動には、タテゴトアザラシの子どもをモチーフにした、海上保安庁のイメージキャラクター「うみまる」と第45代ミス宮古島の友部湖衣子さん(ミスサンゴ)が参加し、活動に花を添えた。
配られたチラシとポケットティッシュには「海の事件、事故は118番」などと書かれ、「118番」の正しい利用法などを周知した。
周知活動に先立ち、平良港第4埠頭(ふとう)で行われた任命式で、ミスサンゴの友部さんが「一日海上保安部長」を委嘱された。式で友部さんは「宮古島での事故や事件を一つでも減らせるよう、118番の日に併せ、多くの皆さんや観光客に正しい利用法を周知しよう」と訓示した。
第11管区海上保安本部は15日、2018年の「118番」通報総数を発表した。それによると総数は6982件でこのうち、海難や人身事故等の有効電話件数は全体の6・2%にあたる434件だった。総数の92・5%にあたる6457件は間違いやいたずら電話だった。
宮古島海上保安部は「118番は緊急通報用の電話番号なので、いたずら電話などは絶対にしないようにしてほしい」と正しい利用を呼び掛けている。
有効電話件数434件の内訳をみると、船舶海難が62件で人身事故が最も多く255件、情報提供等が117件だった。