知事へ説明求める/県民投票「3択」
県議会決定踏まえ判断
不参加表明の下地市長
辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票の選択肢を「賛成」
、「反対」、「どちらでもない」の3択とする条例改正案を県議会各会派代表が2
4日夜に全会一致で合意したことについて、県民投票不参加を表明している下地敏
彦市長は25日、県民投票に参加するか否かの結論は県議会の最終決定と、3択に
変更した理由について県知事の説明を聞いた上で判断を下す考えを示した。
市役所平良庁舎でマスコミの取材に応じた下地市長は、今回の県民投票の選択肢
を2択から3択に増やす合意について「県議会でお互いに協議してまとまったこと
、幅広い選択肢を設けたということは評価している」と語った。
今後の対応については、29日開会予定の県議会臨時会での条例改正案に対する
採決結果を見極めるとともに、3択への変更について県知事から説明を聞いた上で
、県民投票に参加か不参加かの判断を行う考えを示した。
県知事説明については「2択でOKした市町村もあるので、3択となったことを
受け全ての市町村長、できれば全ての市町村長議会の議長も含め、県知事が丁寧に
説明してほしい」と要望。説明は各市町村個別に行うのではなく、29日開催予定
の全市町村長が参加する沖縄振興会議の場などを活用することを提案した。
県議会の議決と県知事の説明を踏まえての最終判断については、市議会に再度諮
ることはせず、議員全員協議会の開催を求めてその中で議会に説明した後、公表す
る方針。市議会の議決を求めない理由については「この件に関しては市長の判断で
できる形になっているので、新たに議決を得るという手続きはいらないと思う」と
の認識を述べた。
投票日については「できればずらすのではなく、2月24日に一緒に行うのがき
れいだと思う。物理的にできないのであれば仕方がないが」と可能であれば県下一
斉に行うことが望ましいとの考えを示した。