「学校閉庁日」設定へ
市教委 夏休みに3日間
市教育委員会は新年度から小・中学校の夏季休業中に「学校閉庁日」を設定することが分かった。24日に行われた同委員会の定例会で報告された。
この「学校閉庁日」とは、その期間中に学校の勤務者を置かず、すべての業務(学校事務を含む)を行わないとし、毎年8月の第2週における水、木、金の3日間を実施期間としている。
閉庁日の設定について、市教委では「ワーク・ライフ・バランスを実現して心身ともに健康で充実した教職人生を送ることができる取り組みの一環」としている。
この取り組みは、教職員が心身ともに健康でやりがいを持って児童生徒と向き合うための職場環境整備と位置づけられ、教職員の休暇取得を促進して健康増進を図るとしている。
閉庁日の対応については▽日直等を置かず学校施設を閉める▽やむを得ない場合を除いて、すべての教職員が休暇を取得する▽部活動等も行わず、児童生徒のリフレッシュを図る▽市教委と学校は、期間中に研修等を行わない-などとなっている。
教職員の長時間勤務については、文部科学省による「教員勤務実態調査」や県教育委員会による「業務の効率化に関する実態調査」等で看過できない状況が明らかなになったことから今回の設定となった。