山原(宮高)が区間賞/沖縄一周駅伝
宮古島市、初日7位
【那覇支社】沖縄本島を2日間かけて、ほぼ1周する31区間(287㌔)でたすきをつなぐ県知事杯第42回沖縄一周市郡対抗駅伝競走大会(主催・沖縄陸上競技協会)は2日午前7時、那覇市の奥武山陸上競技場を発着点に宮古島市など市郡のチームでスタートした。昨年は3位だった宮古島市は、初日を終えて総合タイム9時間35分59秒で7位につけた。池間啓貴監督は「2日目の走りで5位(以内)の入賞を目指したい」と語った。
宮古島市では、13区(8・2㌔)で山原拓也(宮高2年)が29分19秒で区間賞を獲得。チームをリードする県内長距離ランナートップクラスの與那嶺恭兵(琉球物流)や瑞慶覧伸哉(滝ケ原自衛隊)がけがで欠場する中、出場選手たちの健闘が続いている。池間監督は「エースが2人欠場する中で、選手がそれぞれの役割を自覚して、エースの穴を埋めてくれた」と話した。
初日の1位は島尻郡で、2位が国頭郡、3位は八重山郡となった。宮古島市は、前半(奥武山陸上競技場~金武町中央公民館8区間94・9㌔)では、1区が健闘して4位に入ったが後続が14位と大きく出遅れ、金武町中央公民館へは10位でゴールした。後半(金武町中央公民館~国頭村役場9区間65・5㌔)は13区で区間賞が出るなど粘り強い走りで、順位を上げて6位でフィニッシュした。
宮古島市の初日総合タイム9時間35分59秒は、1位の島尻郡とは約23分、2位の国頭郡とは約16分、3位の八重山郡とは約13分差となっている。
第2日目は、3日午前7時に国頭村役場前をスタートし、ゴールの奥武山陸上競技場を目指して14区間126・6㌔で争われる。