犬猫保護「力貸して」/MART
施設整備資金、あと半分
保護した犬や猫を里親に引き渡す活動を続ける「宮古島アニマルレスキューチーム(MART)」が、新しい施設を整備するための資金をクラウドファンディングで集めている。2月2日午後5時現在の支援金は247万円で、目標の500万円の約半分に達している。資金調達の期限は3月18日。MARTは「力を貸してほしい」と訴えている。
新しい施設は上野宮国内に整備する。土地はMARTの代表を務める中原絵梨奈さん(33)が自宅を売却して購入、犬や猫を里親に引き渡すまでの間の居場所づくりに励んでいる。
敷地内には食堂やキャンプ場、ドッグランのほか、伝染病対策の隔離棟も整備する計画だ。クラウドファンディングで募る支援は、この計画を実行に移すための資金となる。
施設の整備、資金調達と同時並行で犬猫の保護も始めている。今も月平均頭を新たに保護しているといい、施設の拡充は待ったなしの状況だという。
中原さんは「ぜひ目標を達成したい」と切望し、「目標額に到達することができたら、しっかりと施設を整備し、犬、猫らしく過ごさせたい。ここに住んでいる間、この子たちが楽しく過ごせるような施設にする」と話した。
クラウドファンディングとは、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、インターネットを通して資金を募る仕組みのこと。
MARTの活動支援に関するクラウドファンディングは、専用サイト「Ready for」から「宮古島保護犬」で検索できる。
問い合わせは中原さん(携帯090・9789・4097)まで。