楽器と電子黒板購入へ/市議会臨時会
一括交付金活用を承認
宮古島市議会(佐久本洋介議長)の臨時会が4日、開かれた。小中学校吹奏楽用の楽器と、情報通信技術(ICT)教育で活用される電子黒板を一括交付金を活用して購入する財産の取得について、議会の議決を求める議案が審議され全会一致で承認された。
小中学校吹奏楽部用の楽器購入は、現在吹奏楽部があり、今後も活動が確実に継続できる東、南、平良第一、北の4小学校と平良、北の2中学校の計6校の吹奏楽部に合計で102個を購入するもの。
予定価格が3039万1200円だったのに対し、落札決定額は2508万8400円。落札率は82・5%で530万2800円の入札残となった。
電子黒板とは情報をデジタル化して表示することができるボード。2020年度までに全小中学校への導入を予定していろ。今年度は平良、北、久松、下地の4中学校と久松、下地の2小学校、伊良部島小中学校(結の橋学園)の計7校の普通教室と特別教室に設置する。設置台数は合計で109台。
予定価格は6237万8769円だったのに対し、落札決定額は3649万3200円。落札率は58・5%で2588万5569万円もの落札残が生じた。
臨時会では下地敏彦市長が議案の提案理由を説明。質疑では一部の議員から多額の入札残の活用を求める意見が挙がったが、下地信男教育部長は「使い切りたいところだが、年度内に予算執行を行わなければならない一括交付金なので難しい」と説明し、理解を求めた。