マンゴーPRに一役/宮工生徒
検定アプリを制作
宮古工業高校(金城透校長)の生徒4人がこのほど、宮古島産マンゴーをPRするアプリケーションを制作した。スマートフォン(スマホ)やタブレットにダウンロードすれば、クイズを通して宮古島のマンゴーを学ぶことができる。制作を依頼した「島の駅みやこ」が実用化する。アプリの一般公開も目指す。
アプリの制作は、「島の駅みやこ」を展開するパラダイスプラン(西里長治社長)の依頼に宮工が応えて実現した。
同校電気情報科電気技術コース3年の伊志嶺大喜(ひろき)君、川満一眞君、川満克己君、川満雅志君の4人が志願。本来なら情報技術コースの分野だが、「地域に貢献できるのなら」と賛同して制作した。
制作にかかった時間は約5カ月。新川秀之教諭の助言を受けながら完成させた。
アプリを開くと、写真付きの3択クイズ10問が出され、答えて獲得したポイントに応じてランキングが表示される。クイズを終えるころには宮古島マンゴーの基礎を吸収できる仕組みだ。
報告会が7日、同校であり、川満雅志君は「プログラムの知識がまったくなかったので時間がかかった」と悪戦苦闘した日々に苦笑いを見せた。それでも「慣れると楽しみながらできた。このアプリで日本一の生産量を誇る宮古島のマンゴーを広められたらうれしい」と話した。
島の駅みやこの平良雄一さんは「本当にありがとう。このアプリを使って、多くの人に宮古島のマンゴーの良さを伝えていきたい」と感謝した。
金城校長は「専門分野外だったがよく頑張った。これからも挑戦を続けてほしい。その体験は将来に必ず役立つ」と激励した。