県民投票 入場券発送/市選管
市民4万3600人対象/3択で実施、14日告示
24日に全県で実施される名護市辺野古米軍基地建設のための埋め立てについて賛否を問う県民投票に向け、市選挙管理委員会では現在、職員による急ピッチな作業が進められている。9日には、対象となる市民約4万3600人に対する「投票所入場券」の郵送依頼を完了。入場券は週明けの12~15日の間に対象者に届けられる予定となっている。
今回の県民投票の告示は14日で、宮古島市の期日前投票は平良庁舎でのみ15~23日まで行われる。
現在、投票所入場券が対象者に届く時期が12~15日ごろとなっており、15日の期日前投票のスタート時にまだ届いていない対象者が出る可能性が残っている。
市選管では、入場券が届いていない状況で期日前投票を行う場合は、運転免許証など身分を証明できるものを持参すれば期日前投票ができる。
市選管の西里正博事務局長は「期日前投票を予定している人は、投票所で身分を確認するのに時間も要することから、できるだけ入場券が届いてから投票所に訪れてほしい」と呼び掛けた。
そのほか、市選管に届いた県民投票の投票用紙には、設問として「普天間飛行場の代替施設として国が名護市辺野古に計画している米軍基地建設のための埋め立てについて」が記されている。
選択肢としては「賛成」「反対」「どちらでもない」が設けられ、三つのうちどちらか一つに「○」を記入する方式となっている。
宮古島市の期日前投票は期間中、平良庁舎の1階ロビーで午前8時30分~午後8時まで実施される。
投開票当日の24日は、22カ所で投票が行われる。開票所は北小学校体育館で、開票スタートは午後9時からとなっている。
開票所については、通常の選挙では市中央公民館で実施されているが、すでにその期日に別の日程が入っていたことで今回は北小学校での実施となった。
また、これまで第2投票所は南小学校体育館だったが、今回は昨年の県知事選挙と同じ「平良保健センター」で実施される。
市選管では「駐車場の確保や利便性からも保健センターが好評だったことから、今回も保健センターで実施するので間違わないでほしい」と呼び掛けた。