来月23日から通行止め
下地島の滑走路周辺通路/開業控え
下地島空港管理事務所はこのほど、下地島空港北側の「17END(ワンセブンエンド)」と呼ばれる観光客に人気のエリアの管理用通路について、これまでは一般開放していたが、空港ターミナル開業を控え3月23日から全面車両通行止めとすることを決定。15日から関係機関へ通知を行っている。
遠浅の美しい海を見ることができることから観光客に人気の高い「17END」。滑走路北側の管理用通路は伊良部大橋開通以降、観光バスやレンタカーが頻繁に訪れ、混雑するようになった。
それに伴う交通混雑や交通事故により空港フェンスが破損したり、コンクリート継ぎ目に段差が発生するなど、空港管理や保安上から問題が生じていた。
管理事務所では3月30日から空港ターミナルが開業し旅客便の本格運用がスタートすることから、空港管理保安体制に万全を期す必要があるとして、管理用通路を全面車両通行止めとすることを決めた。
15日から市や観光協会、タクシー協会、バス会社など関係機関への通知を行っていて、20日には車両通行止めとなることを知らせる看板を現場に設置。3月26日午前7時には管理用通路入口に逆U字型の車両止めを設置して、車両の通行止めを全面的に実施する。
管理事務所では関係機関に対し「多くの人が利用している中、恐縮ではあるが、下地島空港の適正管理へ協力と理解をお願いしたい」と呼び掛けている。