砂川さん大賞 1282句から選出/ジュニア俳句育成会
「春の昼風ふくようなリコーダー」/山田弘子来島20周年記念
宮古島ジュニア俳句育成会(伊志嶺亮会長)は19日、平良港ターミナルビルで「山田弘子先生来島20周年記念俳句コンクール」の審査結果を発表した。大賞には砂川恵里香さん(久松小4年)の「春の昼風ふくようなリコーダー」が選ばれた。選者賞は8人、入選は98人だった。表彰は24日に開催する俳句吟行会で行う。
コンクールには宮古地区の幼、小、中、高校生515人から1282句の作品が寄せられた。
入賞作品は、山田さんの娘佳乃さんと伊志嶺会長が選んだ。
砂川さんの句は、春らしい柔らかい風のようなリコーダーの音色を感性豊かに表現したことが評価された。
席上、伊志嶺会長は募集期間が約2週間と短かったにもかかわらず多数の応募があったことを喜んだ上で「山田先生のまいた種が、幼稚園児から高校生まで幅広い層に広がった。宮古の児童生徒が詠んだ俳句は全国と比べても遜色ない」と述べた。
同育成会の池田俊男事務局長は「宮古の子供たちも俳句に親しみ、詠むことに慣れてきた感じがする」と話した。
同育成会は、山田弘子来島20周年を記念した「俳句吟行会」を24日に開催する。
カママ嶺公園の「山田弘子句碑」から市働く女性の家(ゆいみなぁ)まで移動しながら俳句を詠む。作品の中から特選5人、入選人を選ぶ。
時間は午前9時30分(受付同9時)~正午。対象者は幼児から高校生まで、参加費は無料。
俳句コンクールの入賞者は次の皆さん。(敬称略)
【大賞】砂川恵里香(久松小4年)
【選者賞(山田佳乃選)】前田いのり(福嶺小1年)▽川満理貴(上野小5年)▽島尻琉愛(平良中2年)▽仲村渠杏実(宮高1年)
【同(伊志嶺亮選)】山城はる(平良第一小1年)▽前田みぞれ(福嶺小4年)▽瑞慶覧一星(平良中2年)▽松川ひよの(宮高2年)