子供議会開催求める/離島体験交流事業
西辺小児童 市長に提言書
沖縄離島体験交流事業に参加した西辺小学校5年生13人が19日、市役所平良庁舎で報告会・市長提言発表会を行った。児童たちは他の離島地域を訪問したことで、宮古の自然の美しさを再認識したと報告。この環境を守るために不法投棄の取り締まり強化や、エコアイランド子供議会の開催など三つの提言を取りまとめ、長濱政治副市長に手渡した。
提言書を受け取った長濱副市長は「エコアイランドについては具体的にどうするか、取りまとめているところ。子供議会はやってみたい。貴重な提言をありがとう」と話した。
児童たちがまとめた提言は①「持続可能な社会のための教育」に力を入れてほしい②仮称「クリーンレンジャー」を作り、ポイ捨てや不法投棄を厳しく取り締まってほしい③「エコアイランド子供議会」を開き、子供たちが宮古島の未来のことを話し合う場を作ってほしい-となっている。
児童らは昨年7月に石垣島を訪問し、「ごみが落ちてない」と感じたという。自分たちにできることを考え、地域のごみ拾いを始めたことを紹介。「島の自然を守っていく」と誓った。
報告会には長濱副市長をはじめ、市議会の佐久本洋介議長や市議らも参加。児童たちの提言に耳を傾け、大きな拍手を送った。
同事業は離島の児童を対象に、講演やワークショップ、体験交流などを行うことで、離島間ネットワークを形成し、自らの道を歩む力を醸成することなどを目的に実施されている。