中古EV車が安価に
普及拡大で留意点広報へ/検討委
2018年度電気自動車普及促進事業に係る効果検証等事業の第2回検討委員会(委員長・千住智信琉球大学教授)が日、市役所平良庁舎で行われた。今後も継続してEV車の特性や重要性、正しい情報を発信していくことを確認。さらに、その普及拡大に向けて安価になってきた中古EV車の購入時におけるポイント集をホームページで掲載するなど、市民に広報していくことなどを確認した。
中古EVの購入前における確認事項としては▽保証内容▽販売店による修理・メンテナンスの可否▽バッテリーの劣化具合▽充電場所-が示された。
購入に当たっての留意事項としては、ネットオークション等を介して直接購入するとトラブルが発生するケースがあることから、そのリスクを減らすためにも販売店によく相談することを呼び掛けている。
そのほかにも、バッテリーは充電の仕方によって劣化具合が異なることから、定期的な点検とメンテナンスなども求めている。
次年度以降の取り組みについては、充電網整備のための検証について、集合住宅における環境整備の実証から明らかになった導入効果を集合住宅オーナー等に周知していくとしている。
メンテナンス体制の構築については、地元工業高校でのEV学習を継続的に実施してカリキュラム化に向けた追加検証を予定している。
宮古島市に現在あるEVの保有台数は、約300台。市では市内自動車4万台に占めるEV車の保有台数の割合を2030年までに約%、年までに約%まで普及させる目標を設定している。