04/08
2025
Tue
旧暦:3月10日 赤口 丙 
教育・文化
2019年3月7日(木)8:59

高校入試 カツ食べて合格

受験生を料理で激励/家族、親戚一堂に昼食


家族らと会話を楽しみながら愛情弁当を頬張る受験生たち=6日、宮古高校体育館

家族らと会話を楽しみながら愛情弁当を頬張る受験生たち=6日、宮古高校体育館

 県立高校一般入試初日が行われた6日の昼、入試会場となった市内各高校の体育館などでは、家族や親戚らが一堂に集まり、手作りの愛情弁当で受験生を励ます、宮古ならではの光景が広がった。受験生は午後の試験に向け、家族からの激励の言葉を受けながら、験担ぎの定番「カツ」を使った料理を頬張り気力をみなぎらせていた。

 このうち、宮古高校では196人が受験した。午前中2科目の終了時間が近づくにつれて、学校には重箱やオードブル、敷物などを抱えた受験生の家族らが多数、詰め掛けた。

 午前の試験終了を告げるチャイムが鳴ると、ほっとした表情を見せた受験生が校舎から姿を現した。家族らは「どうだった?」「うまくできた?」などと試験の出来を聞いたり、励ましの言葉を掛けたりした。豪華な手作り弁当を広げて、会話と食事を楽しみながら緊張を和らげた。

 上野中学校の仲間たちと一緒に手作り弁当を食べた上地愛音さんは「初めは緊張したが、やっているうちに落ち着いた。分かるところから進めていき、最終的には解答欄を全部埋められた。勉強してきたことは出し切れたと思う」と笑顔で振り返った。

 母親の智美さん(55)は「卵焼きやトンカツ、イチゴ(一発合格)など娘が好きな食べ物を準備した。合格できるよう頑張ってもらいたい。高校では夢を探してほしい」と期待を込めた。祖母やいとこも会場に駆けつけ、共に愛音さんを励ました。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月5日(土)9:00
9:00

ハート岩「恋人の聖地」に

ドイツ村、観光スポット期待/南西楽園   南西楽園リゾート(髙橋洋二会長)は4日、うえのドイツ文化村でハート岩「恋人の聖地」選定記念セレモニーを行った。パレス館前にある岬から西側にある岩が、ハート型に見えることから、岬の先端に「愛の鐘」と「ハート型モ…

2025年3月30日(日)9:00
9:00

きょう開業6周年

空の玄関口の一つに/下地島空港ターミナル   みやこ下地島空港ターミナルはきょう30日、開業6周年を迎える。開業以来、宮古の空の玄関口の一つとして、多くの市民や観光客に利用され、2024年度は韓国ソウル(仁川)線の新規就航などを追い風に、利用者は過去…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!