関西-下地島線就航へ/ジェットスター・ジャパン
成田に続き2路線目
【那覇支社】ジェットスター・ジャパン(千葉県成田市・片岡優社長)は12日、大阪市で会見し、7月3日から関西-下地島線を就航させると発表した。10月26日まで。夏休み期間中(7月20日~8月31日)は毎日1往復、その他の期間は週4往復(月・水・金・日)を予定している。運賃は片道5990円からで、同社が下地島空港に就航するのは成田線に次いで2路線目。下地島空港へはまた、香港エクスプレス(香港)が香港-下地島線の国際定期便を7月から週3往復就航させる予定となっている。
片岡社長は会見で、「関西からだけでなく外国からのお客さまにも関空経由で宮古地域への旅行を低運賃で提供できるようになる。沖縄県、地元の宮古島市の皆さまと協力しながら、新しい路線をしっかりと育てていきたい。新しい路線への支援をお願いします」と語った。
関西線の運航は7月3日~10月26日までの予定で、下地島からの出発は午後6時55分(関西着・午後9時15分)、下地島への到着は午後6時15分(関西発・午後3時50分)。冬期の運航については、現在検討中という。
会見では、下地敏彦市長の「今回の就航は、首都圏に続き関西圏エリアを直接結ぶもので、観光産業に大きく寄与するものと期待している。『んみゃ~ち みゃ~くんかい!』」とのコメントを福里匡市観光商工部次長兼観光商工課長が代読した。
福里次長は式典後、「今以上に、関西からの観光客が増える。地元の観光には素晴らしいこと。成田便に合わせて路線バスを運行する予定だが、関空便にも対応できるよう調整していきたい」と語った。
宮古島観光協会の根間春仁事務局長も会見に同席。式典後、根間事務局長は「これまで宮古に来ている客層とは違う新たな層の開拓が期待されるほか、関西圏域からの旅行者にも宮古の自然や文化、特産品を賞味してほしい。リピーターが増えることも期待している」と語った。
ジェットスター・ジャパンは、宮古(みやこ)にちなんだ片道385円の旅行券販売を就航記念として往復250席、月・水・金・日の便限定で行う。受付期間はきょう13日午後3時~14日午後3時。完売になり次第、販売を終了する。対象は7月3日~10月23日(7月11日~8月31日、9月12日~17日は除外)の関西-下地島線。