新ターミナルが落成
那覇空港
乗り継ぎで利便性向上
【那覇支社】那覇空港ビルディング(那覇市、兼島規社長)は13日、那覇空港際内連結ターミナル施設の落成式典を開催した。新ターミナルは国内線ビルと国際線ビルをつなぐ位置にあり、乗り継ぎなどで利便性が向上する。名称は「那覇空港旅客ターミナルビル」に統一される。同日の式典では、国や県などの関係者ら約600人が参加して落成を祝った。新ターミナルの供用開始は18日から。
主催者あいさつで兼島社長は「新ターミナルの完成で、お客さまの利便性向上が図られるとともに、国内線と国際線の連携が強化される」と述べた。
来賓の玉城デニー知事(代読・謝花喜一郎副知事)は「今後、外国人観光客の離島への周遊や離島住民の本土や海外への円滑な乗り継ぎなど、利用客の流れがこれまで以上に多様化することで、新しい異文化交流やビジネスチャンスが生まれる可能性を秘めている」とあいさつした。
式典に参加した宮古島市の下地敏彦市長は「連結ターミナルができたことで、外国人観光客にとって宮古への乗り継ぎが便利になる。今後、下地島空港が開港して外国人観光客もたくさん来るようになるので、フライ&クルーズなどの展開も増えてくるのではないか」と期待を述べた。
新ターミナルは地上5階建てで、延べ床面積は約3万9200平方㍍。国内線ビルと国際線ビルを合わせると計15万2500平方㍍となる。土産店や飲食店など計36店舗が新たにオープンする。国際線の搭乗手続きカウンターは今回の増設で3倍の計60カ所となり、利便性が向上する。