19年度予算を可決/市議会3月定例会
一般会計初の400億円超/総合庁舎建設に50億円
開会中の宮古島市議会(佐久本洋介議長)3月定例会は28日、本会議を開き、2019年度一般会計予算案は原案通り可決、成立した。一般会計総額は404億3500万円の過去最大を更新。当初段階で初めて400億円を超えた。同予算には市総合庁舎整備事業の50億6700万円などが盛り込まれている。
本会議では、予算関係10件、条例関係19件を含む37議案の採決を行った。付託を受けた各常任委員会の委員長が審査結果を報告し、これを認めた。19年度予算案や総合庁舎建設工事請負契約案件などは挙手による賛成多数で可決した。
19年度一般会計予算に計上された主な事業は▽総合庁舎整備事業(50億6700万円)▽伊良部大橋橋詰広場地域振興施設整備事業(2億4750万円)▽伊良部小中一貫校整備事業(3億8200万円)▽市スポーツ観光交流拠点施設運営事業(3383万円)▽総合体育館改修事業(3524万円)▽伊良部池間添市営住宅整備事業(3億7700万円)-。
条例関係では、海岸管理条例の制定が決まった。柱はビーチ内営業活動における許可制度の導入で、営業活動を行う者は市長の許可を得なければならない。禁止行為に対する過料も条文化した。空き家の適切管理条例も制定される。
このほか、こども医療費助成や火災予防、下里公設市場、観光施設等の設置及び管理などの条例に関する一部改正案も認めた。
陳情は、消費増税の引き上げの中止を求めた関連2件と、日米地位協定の見直しや陸自駐屯地建設に関する陳情を不採択とした。そのほか3件は採択した。