製糖操業、追い込みへ/18-19年期
品質上昇し基準クリア
宮古地区の2018-19年期製糖操業が追い込みに入った。宮古製糖城辺、多良間の2工場と沖縄製糖宮古工場は4月中には操業を終える。ただ、宮糖伊良部工場は5月にずれ込む可能性もある。原料(サトウキビ)の品質は上昇、全工場で基準となる糖度(13・1~14・3度)をクリア。伊良部工場以外は14度台の高い糖度で推移している。
今期製糖操業は、宮糖多良間を皮切りに昨年12月17日に始まった。同19日には宮糖伊良部、年明け1月11日には宮糖城辺、沖糖宮古は同17日に始めている。
各工場とも雨天に伴う機械刈り原料の不足で当初立てた圧搾計画通りには進められなかったが、工場を止めたり、スロー運転をしたりしながら対応してきた。
操業終了日は、宮糖城辺が今月15日前後。同多良間も4月いっぱいには終えられる予定で進めている。
昨年12月19日の開始当初から長雨による原料不足が続いた宮糖伊良部は5月にずれ込む可能性もある。
沖糖宮古は今月中旬の終了を見込んでいる。
操業終盤を迎え、品質は上昇している。宮古製糖の1日付搬入概況の平均糖度は城辺工場が14・02度、伊良部工場が13・84度、多良間工場が14・28度。沖糖宮古工場は2日現在の概況で14・05度となっている。
ここまでに搬入している原料の量は▽宮糖城辺7万9300㌧▽宮糖伊良部3万3000㌧▽宮糖多良間1万8000㌧▽沖糖宮古10万400㌧-。