消防士へ決意新た/県消防学校
宮古出身3人が入校
【那覇支社】県消防学校第51期初任教育の入校式が9日、中城村の同校屋内訓練場で行われた。宮古島市消防本部の伊佐明大さん(29)や川満智仁さん(28)、下地絃太さん(25)ら、県内12の消防局・消防本部に今春採用された19~29歳の37人(女性1人含む)が、消防士としての第一歩を踏み出した。
式では、入校生一人一人の名前が読み上げられた後、入校生を代表して、喜友名純輝さん(23)=比謝川行政事務組合ニライ消防本部=が力強く宣誓した。
安里尚司校長は式辞で「厳しい訓練の連続だがみんなで一致団結して、どんな困難にあってもひるまない、挫けない不撓不屈の精神で乗り越えてほしい」と激励した。
来賓の玉城デニー知事(代読・謝花喜一郎副知事)は「沖縄の安全安心を担う消防組織を支える一員として、住民の期待と信頼に応える消防職員となるよう期待したい」とあいさつした。
入校生は、寮生活をしながら消防活動に必要な知識や技術を身に付けるため、9月25日までの間、厳しい教育訓練に臨む。
入校式を終えて、伊佐さんは「消防人生のスタートとして、新鮮な気持ちでいっぱい。胸を張って現場に戻れるよう頑張りたい」、川満さんは「きょうから気持ちを引き締めて、日々成長できるように頑張っていきたい」、下地さんは「夢だった消防士になれたので、うれしい。宮古島市の代表として、しっかり学んでいきたい」と、それぞれ意気込みを語った。