男女の優勝候補が来島/第35回トライ大会
闘志燃やす戸原、鷲津、菅沼ら
第35回全日本トライアスロン宮古島大会の国内および県内招待選手が11日、宮古島入りした。開催まで残り3日となり、31、32回大会で総合優勝した戸原開人選手(30)=茨城県、女子2連覇中の鷲津奈緒美選手(35)=神奈川県、昨年総合6位の菅沼伸哉選手(36)=沖縄県=らが来島。優勝を狙う有力選手らが大会への意気込みを語った。
昨年2位の戸原選手は「優勝から遠ざかっているので奪回を狙う。オフのトレーニングの成果を見せたい。スイムをメインに練習してきた」と3度目の優勝を誓った。
レース展開については「スイムは39分台、バイクは4時間5~10分、ランを2時間55分くらいでまとめたいが、タイムより勝てれば良い。バイクの終了時点でトップなら理想的。今年こそ満足するレースで優勝を目指す。過去2回優勝した時よりも調子はいい」と自信をのぞかせた。
女子3連覇と最多優勝の期待が集まる鷲津選手は「3日後にはレースだが、まだ実感がない。そのくらいリラックスしている。5度目の優勝を期待してくれる声が多く、うれしい」と笑顔で話した。
昨年から過去4回優勝の宮塚英也さんの指導を受けているという。「次につながる成長を感じるレースがしたい。とにかく攻めるレースを見せたい。バイクで力まずこげればランに力が残せる。心配なのは天気。宮古島らしく暑くなってほしい」と語った。
県勢優勝の期待が懸かる菅沼選手は「成績の目標とかは無いが、やってきたことを全部出し切りたい。レースではペースを守ることを重視したい。昨年よりも調子は良い」と述べ、「宮古島大会は島全体で盛り上がり、日本で一番の大会。自分の力を100%発揮したい」と意気込んだ。