強人の祭典きょう本番/第35回トライ宮古島大会
平成最後1600人挑む/午前7時、スイムから
第35回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市など)は14日午前7時に下地与那覇の前浜ビーチを出発、市陸上競技場をゴールとする202・195キロで行われる。国内47都道府県と、国外17カ国と地域から出場する計1609人が自己の限界に挑む。総勢5500人のボランティアと応援の市民が大会を支える。
スイムは前浜ビーチを出発し、規定コースを2周回する3キロ、バイクは伊良部島、来間島、池間島を含めて島をほぼ1周半する157キロ、ランは市陸上競技場を出て城辺保良を折り返す42・195キロのフルマラソンコースで行われる。
スタートは午前7時。3種目総合の制限時間は13時間30分後の午後8時30分となる。種目別の制限時間はスイムが午前8時50分、バイクが午後3時20分。
優勝争いは混沌としている。前回、前々回総合優勝のキャメロン・ブラウン=ニュージーランド=の出場がない中、第31回、第32回連続優勝の戸原開人=茨城=らが優勝候補に挙げられている。招待選手でオーストラリアのダニエル・ロビンスら海外勢との争いが注目される。前回大会で6位に入った県勢の菅沼伸哉も上位の機会をうかがう。
共同会見で戸原は「過去2度負けている。返り咲きたい」と話し、3年ぶりの優勝に意欲を見せた。
女子は前人未踏の3連覇と5度目の優勝を狙う鷲津奈緒美=神奈川=を軸とする展開が予想される。台湾のリ・シャオユやドイツのキャサリン・ウォルサーらも上位を狙っている。
鷲津は「ロングは今まで自分自身、良いレースができていない。今年こそ自分の成長を感じられるようなレースにする」と強調。ロングディスタンスでさらなる飛躍を誓う。