島酒フェスタが開幕/宮古から3酒造所出店
【那覇支社】県内の酒造所が一堂に会する「第2回島酒フェスタ」(主催・県、那覇市、県酒造組合)が13日、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で開幕した。宮古地区からは菊之露酒造、多良川、渡久山酒造がブースを出店し、来場者に泡盛を振る舞った。開会式では、玉城デニー知事や宮腰光寛沖縄担当相らが樽酒の鏡割りを行い、宮腰沖縄担当相が乾杯の音頭を取ってフェスタの成功を祈念した。14日まで。
同日午前、会場の特設ステージで行われた開会式で、県酒造組合の佐久本学会長は「今回は昨年より1時間延長して、夜7時まで開場する。来場者には泡盛の魅力を十分に楽しんでほしい」とあいさつした。
玉城知事は「会場の雰囲気を楽しみながら各酒造所の自慢の泡盛を飲み比べ、泡盛の持つ魅力を感じてほしい」と呼び掛けた。
宮腰沖縄担当相も「政府を挙げて琉球泡盛を応援しようと考えている。力を合わせて頑張っていきたい。琉球泡盛をもっと元気に。琉球泡盛で沖縄をもっと元気に。乾杯」と述べ、升を高々と掲げた。
同フェスタは去年が初開催で、今年は県内40酒造所が出店ブースを設けている。会場では、各酒造所の自慢銘柄を何度でも試飲でき、気に入った泡盛は購入できる。泡盛の銘柄当てクイズのほか、古酒の抽選会、八重山出身の人気バンド「きいやま商店」のライブ、泡盛の歴史文化や魅力を紹介するセミナーなど、多彩なイベントが催される。
そのほか、泡盛の専門家が水割りや炭酸割りなど、飲みやすい割り方を紹介する。屋外では、県内の飲食店による屋台ブースで、泡盛に合うつまみなども販売する。
当日入場料は「試飲チケット1日券」2000円。浴衣を着た来場者には粗品をプレゼントする。