東海岸の広範囲に漂着/廃油ボール
海保「触らぬよう」注意呼び掛け
高野漁港から城辺保良漁港にかけた広範囲の海岸に無数の廃油ボールが漂着しているのが確認された。廃油ボールは14日ごろから吉野海岸に漂着し始めたとみられている。宮古島海上保安部と宮古島観光協会は海岸を訪れる観光客らに砂浜では足元に十分注意し、廃油ボールには触らないよう呼び掛けている。
本格的なマリンレジャーのシーズンを迎え、廃油ボールの漂着という事態を重くみた宮古島観光協会は18日に現場の確認や市と対策会議を開き、今後どのように対処するかを検討する予定。海上保安部も引き続き調査を進める。
市観光商工課や宮古島観光協会には観光客から「油が付着した」などの通報があった。
吉野海岸では、直径1~3㌢ほどの廃油ボールが無数に漂着し、特に波打ち際に帯状に広がっている。波打ち際に帯状に続いているため、砂浜から海に入る際には、漂着した廃油ボールの帯状の所を通らざるを得ない状態になっている。
大阪からこの日来島した30代の女性観光客2人は「きょう着いたばかりなのに、油落としで大変。家でも靴磨きなんかしたことないのに」とマリンブーツに付着した油状の物を拭き取っていた。