平均糖度14・07度/宮糖城辺搬入終了
8割が基準内・以上に
キビ受入総量は9万6000㌧
宮古製糖城辺工場は17日夜、2018-19年産サトウキビ(原料)の搬入を終えた。97日で9万6408㌧を受け入れた。前期と比べると約1万6000㌧の減産となり、平年をやや下回る結果となった。搬入原料の約8割が基準糖度(13・1~14・3度)と基準以上の高品質となった。平均糖度は14・07度だった。
今期操業は1月11日に始まった。当初は約10万1500㌧の搬入を見込んでいたが5000㌧届かず、最終的には9万㌧台の搬入にとどまった。
今季の品質は出だしから好調で、基準の糖度帯をほぼ維持してきた。糖度区分別構成比を見ると、基準糖度帯の原料が43・88%、基準以上が39・95%、基準以下は16・17%だった。最高糖度は18・30度、最低糖度は8・40度だった。
1㌧当たりの農家平均手取額は、国の交付金を含めて2万1906円と前年から200円余り上がった。
今期のサトウキビは、干ばつや台風など気象条件に恵まれず、夏から秋にかけて大きなダメージを受けているが、9万㌧台の収量を確保した。
宮糖の伊良部工場と多良間工場は今月中の終了を予定しているが、伊良部工場は5月にずれ込む可能性もあるという。
沖縄製糖宮古工場は16日に搬入を終了している。