補欠選挙、きょう投開票/衆院沖縄3区
「辺野古移設」が争点
【那覇支社】昨年9月30日に行われた沖縄県知事選挙に玉城デニー知事が立候補したのに伴い、空席となっていた衆議院沖縄第3選挙区の補欠選挙が21日に投開票される。同選挙区内(3市2町9村)の109カ所で投票が行われ、即日開票される。投票時間は午前7時から午後8時まで(国頭村、うるま市の一部地域を除く)。同日深夜までには大勢が判明する見通し。
同選挙には、新人で「オール沖縄」陣営が推すフリージャーナリストの屋良朝博氏(56)=無所属=と、新人で元沖縄北方担当相の島尻安伊子氏(54)=自民公認、公明、維新推薦=が立候補し、12日間の激しい選挙戦を展開した。
今回の選挙戦は統一地方選のまっただ中で行われ、結果いかんでは夏の参院選にも影響を与える可能性もあることから、全国的にも注目される選挙となっている。2月に実施された県民投票の結果を受け、有権者の判断がどのように反映されるかも焦点となる。
最大の争点は「米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題」で、屋良氏は「反対」を、島尻氏は「容認」の立場を明確にしている。沖縄3区の振興策のあり方や、次期沖縄振興計画に対する両氏の考え方も、有権者の注目点となっている。
県選挙管理委員会によると、8日現在の沖縄3区の選挙人名簿登録者数は31万3031人(男性15万3939人、女性15万9092人)。