産業・経済
2019年4月28日(日)9:58
特性や品種など学ぶ/JA専門部会
オクラ栽培講習に30人
県の拠点産地に認定されている宮古島市のオクラの栽培講習会(主催・JA宮古地区オクラ専門部会)が26日、JA農産物集出荷場で行われた。新規栽培者を中心に約30人が参加し、特性や品種、作柄など栽培の基本などを学んだ。
講師で宮古農林水産振興センター農業改良普及課農業技術班の新崎泰史技師が▽畑の選定・植付準備▽播種・発芽後と開花後の管理▽かん水、肥培管理-などについてアドバイスした。
このうち、畑の選定について新崎さんは、土壌のpH(ペーハー)が適正であることや、排水が良い畑などの選定要件を説明し、「土壌のpHは6・0~8・0の弱酸性からアルカリ性なら大丈夫で、宮古の畑の多くはこの範囲内に入る」と話した。
新崎さんは「オクラ栽培の8割が発芽にかかっている」と話し、発芽の条件として▽播種前に十分かん水しておく▽覆土は湿らせた培養土が望ましい-などと助言した。