結の橋学園 男子準V
全沖縄中学バレー
与那原に1-2で敗れる
【那覇支社】バレーボールの第59回全沖縄中学校選手権は最終日の29日、西原町民体育館で決勝まで行った。第1シードの市立伊良部島小中一貫校・結の橋学園は、準決勝で城北を2-1で下したが、決勝では与那原に1-2で敗れ準優勝となり、新生チームによる初優勝は惜しくも果たせなかった。女子は宮里が決勝で長嶺を2-0で破り、5年ぶり3度目の優勝となった。
決勝の第1セットで、結の橋学園は相手のジャンプサーブや変化するサーブにリズムを崩されて先取される。しかし、第2セットはブロックやアタックが決まり出してダブルスコアで奪取した。最終の第3セットは、相手の強烈なジャンプサーブやバックアタックに押され気味となり、逆転はかなわなかった。
試合後、キャプテンの浜川宇響君は「とても悔しい。決勝では自分たちの力が出し切れなかった。ジャンプサーブへの対策ができていなかった。サーブカットで確実にセンターに返せるよう、レシーブに重点を置いて練習していきたい。次の県大会では必ず優勝する」と力強く誓った。
國吉勇多監督は「決勝は消化不良の内容だった。相手のジャンプサーブにリズムを崩されて、ボールをセッターに返せないプレーが何回かあった。はっきり課題も分かったので、夏の大会に向けて練習するしかない」と気を引き締めた。
応援に駆け付けた宮城克典校長は「優勝が目標だったと思うので、準優勝に満足といえば嘘になる。新チームになって調整期間が短かかったし、体育館も思うように使えなかった。それぞれの選手の力は、他のチームに負けていないので、中体連で借りを返してほしい」と期待した。