トマトの種子宇宙へ
スペースバルーンコン
宮工チーム打ち上げ成功
4月30日に開幕した「第1回宮古スペースバルーンコンテスト」(主催・岩谷技研)が4日、池間漁港で再開された。宮古工業高校自動車機械システム科を含む4チームが打ち上げに成功した。開幕日の3チームを加えた出場全7チームが打ち上げに成功した。
宮工チームはトマトの種子を入れた箱をバルーンに搭載し、宇宙に行ったトマトとして農家に種を配布したり、学校の進学説明会で活用する予定。また、宇宙からの撮影では、透明のアクリル板にメンバーの写真を貼り付け、宇宙を背景にした宇宙旅行をイメージした被写体を狙う。
砂川龍也リーダーは「前日ギリギリまで、一人一人の役割を確認して何度も打ち合わせをした」と話し「打ち上げを成功させたことで練習の成果を出せた」と喜び、撮影の成功を期待した。
同コンテストはスペースバルーンを上空へ打ち上げ、小さな宇宙開発を体験するコンテスト。宇宙と地球を撮影して、その工夫や技術を競い合う。
スペースバルーンの打ち上げは、地上の天候・上空の気流・海洋の波の三つ条件が整った時に可能となるため、この日まで順延になった。