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社会・全般
2019年5月14日(火)8:58

3人が夢に向け第一歩/FSOパイロット養成

下地島空港で訓練スタート


玉那覇社長(右)から襟章が訓練生の島袋さん(中央)と糸満さん(左)に贈呈された=13日、下地島空港FSOパイロット訓練センター

玉那覇社長(右)から襟章が訓練生の島袋さん(中央)と糸満さん(左)に贈呈された=13日、下地島空港FSOパイロット訓練センター

 下地島空港と周辺用地の利活用事業で、革新的航空パイロット養成事業を展開するFSO(北谷町、玉那覇尚也社長)は13日、同空港でのパイロット養成訓練をスタートさせた。

 今回は第3期目の訓練生で、県出身者2人と台湾人1人の3人が下地島空港で約3カ月間、英語による模擬訓練と学科講習を実施する。

 同空港のFSOパイロット訓練センターで行われた開講式で、玉那覇社長は「ようやく下地島空港での訓練がスタートできる。これも県、市を含め関係者の支援のおかげであり、これから訓練生も教官も増えると思うので少しずつ成長していきたい」とあいさつした。

 第3期生で浦添市出身の糸満春菜さん(23)は「訓練期間の3カ月間は不安も大きいがきれいな下地島の海や自然を楽しみながら訓練に集中できるよう頑張りたい」と話した。

 また、宜野湾市出身の島袋響一朗さん(24)も「限られた下地島での訓練時間を大切にしてしっかり頑張って、将来はエアラインのパイロットを目指したい」と意気込みを示した。

 もう1人の訓練生ベン・ジンダーさん(台湾)は6月からの参加となっている。

 3人は9月からは米国フロリダ州の航空操縦士訓練学校で1年間にわたって実機を使った訓練を行う。

 この間に、自家用操縦士のほか、事業用操縦士、教官資格などの免許取得を目指す。

 その後、航空業界で名門といわれる同州のエンブリ・リドル航空大学2年次に編入し、4年制大学卒業の学士号も取得できる。

 3年次からは、卒業した訓練学校の教官として仕事をしながら、飛行時間1500時間以上を獲得することも可能という。

 同社は、2017年3月に下地島空港と周辺用地の利活用事業の実施に向け、県と基本合意書を締結。その後、訓練開始に向けて地上で模擬訓練ができる最新型の米国製フライトシミュレーター2台を導入するなどの準備を進めてきた。


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