11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
教育・文化
2019年5月16日(木)8:55

「組踊」の伝統継承へ/300周年事業開幕式

「執心鐘入」上演


開幕式典後に上演された組踊「執心鐘入」=15日、国立劇場おきなわ(浦添市)

開幕式典後に上演された組踊「執心鐘入」=15日、国立劇場おきなわ(浦添市)

 【那覇支社】琉球の伝統芸能「組踊」が玉城朝薫により創始され今年で300周年を迎えることから、本土復帰記念日の15日、「組踊上演300周年記事業開幕式典」(同実行委員会主催)が浦添市の国立劇場おきなわで開催された。

 関係団体や県内文化協会、国会議員らの招待客約380人が集まり、組踊の継承と発展を祈念した。式典後、舞台では組踊の代表的な作品「執心鐘入」が上演された。

 主催者あいさつでは、同委員会会長の玉城デニー知事が「組踊は1972年5月日、沖縄の本土復帰の日と同時に国の重要無形文化財に指定された。2010年にはユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、文化遺産として高く評価されている」と説明した。

 同実行委員会の眞境名正憲委員は「1969年に組踊の250周年事業が行われたが、当時は県民の関心度も高くなかった。令和の時代に入り、次の50周年記念事業に向けて、文化遺産としての保存、継承、発展に県民全体の力添えをたまわりたい」と語った。

 宮古からは、宮古島市文化協会の粟國和伸芸能部会長が招待客として出席した。来賓では、宮田亮平文化庁長官、日本芸術文化振興会の河村潤子理事長が祝辞を述べた。

 県文化観光スポーツ部の新垣健一部長によれば、300周年記念事業では県内巡回講演も予定している。8月18日にはマティダ市民劇場で「執心鐘入」が上演される。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!