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教育・文化
2019年5月17日(金)8:59

アギヤー立体模型を展示

入場無料 新しい手引き書配布
伊良部漁協


精巧につくられたアギヤー漁海底ジオラマ=16日、伊良部漁協

精巧につくられたアギヤー漁海底ジオラマ=16日、伊良部漁協

 市地域活性化モデル地区支援事業の一環で、佐良浜地区漁業集落活性化協議会(伊良波淳世会長)が伊良部漁協で「アギヤー漁海底ジオラマ」を常設展示している。入場無料で地域住民や観光客らに人気。来場者には新刊の手引き書「佐良浜漁師の一日~アギヤー編」が無料配布され、話題は口コミで広がっている。


 ジオラマは、アギヤーの情景をイメージして制作された立体的模型。アクリル製展示ボックスは高さ107㌢、幅・奥行きとも95㌢。そのボックス内に精巧なミニチュアで再現されている。

 海上に浮かぶサバニや船上の漁師、海底のサンゴ礁に設置された網、漁師たちが潜水でグルクン(タカサゴ)を袋網に追い込む光景など、写真と見間違うほどに精密だ。

 ジオラマは障がい者福祉施設の就労支援センタープラス(沖縄市)が約半年かけて完成させた。センタープラス生活支援員の比嘉修さんは「利用者たちが、一生懸命頑張って制作した。多くの方に鑑賞してもらえば」と期待を込めた。

 琉球大学の高橋そよ准教授らが制作のアドバイスをした。

 新手引き書は、B5版、1000部発刊。イラスト入りの分かりやすい文章で構成されている。協議会事務局長の普天間一子さんが監修、文は菊地悦子さん、絵は山田光さん。

 普天間さんは「精巧に出来たジオラマを鑑賞し、アギヤーの手引き書を読んで理解を深めてほしい」と来場を歓迎している。

 展示は月~金曜日。時間は午前10時~午後4時。

 問い合わせは、伊良部漁協(電話78・3119)。


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