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社会・全般
2019年5月18日(土)9:00

宮古地域 県内初の徴収率100%達成/2018年自動車税

収入未済額も6万8000円に圧縮/県、滞納ゼロの島をPR


県内初の徴収率100%達成を喜ぶ稲福所長(右)と同事務所県税課の呉屋陽慈課長(左から2人目)、與那覇忠班長(左)=17日、県宮古事務所

県内初の徴収率100%達成を喜ぶ稲福所長(右)と同事務所県税課の呉屋陽慈課長(左から2人目)、與那覇忠班長(左)=17日、県宮古事務所

 県宮古事務所(稲福具実所長)は17日に会見を開き、2018年度(現年度)における宮古地域の自動車税の徴収率が100%を達成したことを発表した。同事務所によると、徴収率100%は県内初の快挙として、「滞納ゼロの島」をアピールしながら、徴収率100%の継続にも意欲を示した。

 稲福所長は「滞納繰越分を除き年度に課税した分の自動車税の徴収率が100%となり、未納額がゼロになった。これは県内でも初めての素晴らしい快挙」と喜んだ。

 さらに、滞納繰越分も前年度の18・6%から大幅に増加し34・2%。現年度と滞納繰越を合わせた合計の収入率は前年度から0・2ポイント増加して99・9%となった。

 同年度における宮古地域の調定件数は1万5354件で、調定額は4億7228万3700円だった。 

 宮古地域における自動車税の収入率(現年度)は、12年度の99・4%から上昇し続け、15年度から17年度の3年間は99・9%を維持し、18年度には初の100%を達成した。

 徴収率の上昇に伴い、収入未済額(未納額)も年々減少し、18年度の未済額は前年度の108万8000円から102万円減の6万8000円に圧縮される見込みとなっている。

 未済額の減少について、稲福所長は「5年前の13年度は503万6000円だった。それ比べて18年度は分の1にまで圧縮できたことがすごい」と話した。

 徴収率100%達成の要因について、同所では「好景気の宮古地区においては、所得の上昇もあり、生活が困窮して払えないとするケースが以前よりも減っている。さらに、納税意識も高まっていると思う」と分析している。


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