前年度を18万立方㍍上回る
18年度は892万立方㍍
観光客増、建設ラッシュ影響
市上下水道部のまとめによると、宮古島市の2018年度年間水道水配水量は892万2719立方㍍となり、前年度実績の874万2463立方㍍を18万256立方㍍上回っていたことが分かった。配水量増加の主要因としては、観光客の増加、建設ラッシュに伴う工事関係者の来島者数増の影響などが考えられる。
17年度の宮古島市の水道水配水量は、年間配水量が874万2463立方㍍、1日平均配水量は2万3952立方㍍、1人1日平均配水量は0・445立方㍍だった。それに対し18年度の年間配水量は892万2719立方㍍、1日平均配水量2万4446立方㍍、1人1日平均0・448立方㍍と、いずれも前年度を上回った。
ただし1日最大配水量は17年度の3万1428立方㍍に対し18年度は3万1122立方㍍、1人1日最大配水量は17年度の0・584立方㍍に対し18年度は0・571立方㍍と、いずれも前年度を下回った。
配水を受ける給水人口・世帯数は17年度の5万3821人、2万5906戸から、18年度は708人増の5万4529人、778戸増の2万6684戸といずれも増加している。
市上下水道部では年間配水量増加の要因について、人口増だけでなく、観光客と、集合住宅やホテル建設のための工事関係者の来島が増加していることが影響しているものと分析する。
18年度の宮古島への年間入域観光客数は、前年度比15万4688人増の114万3031人となり、初めて100万人を突破した。今年7月からは下地島空港から関西、香港への直行便が就航するなど、今年度はさらに入域観光客数が増加することも見込まれている。
市上下水道部では、今年度も配水量が前年度を上回る可能性はあるとの考えを示す。