「日本一早い新そば」PR
市長「最高においしい」
宮古島産原料で試食会
7月に沖縄限定販売
宮古島産のソバを原料にした「日本一早い新そば」をうたい文句に29日、上野新里のファーマーズキッチン「あらだてぃ」(立山和宏代表)で試食会が開かれ、下地敏彦市長らが舌鼓を打った。全員が「品質よし、こしよし、ねばりよし、味よし」と笑顔で高く評価した。令和元年での試食会は初めて。
宮古島穀物生産組合(新里五尾組合長)が中心にソバを栽培し、ソバ栽培農家と取り引きを展開している。「あらだてぃ」は新里組合長と立山代表が共同出資で設立した店舗。
今期のソバは1~3月に作付面積計32㌶に播種し、3月下旬~5月にかけて27㌧を収穫した。
収穫した大部分が熊本製粉(熊本県、宮本貫治代表)に取引されている。試食会には、同社執行役員の鶴田正和部長、業務管理部の前田晃建部長が参加した。
鶴田部長は「宮古島産のソバで作った新そば粉は、7月に沖縄初出店となるセブンイレブンで販売される。沖縄限定の新そば粉だ」とアピールした。
同社は、国内のそば需要期は7~8月と設定。宮古島産のソバ収穫は時期的に日本一早い優位性があると評価している。その優位性を生かし、新そば粉の市場拡大を加速させていく考え。
下地市長は「そばは鮮度が勝負。今の時期に新そば粉で作ったそばは宮古でしか食べられない。最高の贅沢だ。最高においしい」と太鼓判を押した。
宮古農林水産振興センター農業改良普及課の名嘉真清美課長は試食し「こしが強いそばなので、食べ応えがある。おいしかった」と満足の表情で語った。