宮高男子が2連覇/県高校総体卓球
団体戦で3戦全勝
【那覇支社】県高校総合体育大会は4日、卓球の団体決勝リーグが那覇市の県立武道館で行われ、宮古高校の男子チームがコザ、普天間を下して3戦全勝で2連覇を達成した。宮高の根木貴光監督は「苦しい試合もあった中で、しっかり頑張って耐えて勝ったのは大きな価値がある」と語った。宮高男子団体チームは、九州大会と全国大会への出場権を獲得した。
男子団体で決勝リーグに進出したのは、宮高、前原、コザ、普天間の4校。宮高は3日の同リーグ第1戦で前原を3-1で下し、勢いに乗って最終日を迎えていた。
4日に行われたコザ、普天間との対戦では、ダブルスで優勝した兼島研斗(2年)・砂川朝博(同)ペアが絶好調で、試合中盤から鋭いスマッシュを決めるなど相手ペアを圧倒した。宮高は、根木監督が「団体戦の鍵になる」と語っていたダブルスでの勝利で、両校を相手に3-2の接戦を制してリーグ戦全勝で頂点に立った。
チームキャプテンの親泊怜央(3年)は団体戦優勝を受け「何度も県外合宿に参加した成果が出たので良かった。この大会では個人や団体、ダブルスの3冠を目指していたので悔しいが、男子団体の優勝旗を宮古島に持って帰れるので、うれしい」と話した。
また、県代表として出場する九州や全国の大会に向けては「この大会でも試合の終盤に勢いを失うことがあったので、大会までに走り込みをしっかり頑張って体力を付けて臨みたい」と強調した。
根木監督は「このままでは九州や全国の大会では勝てないという課題も、選手たちは分かっていると思う。大会までに課題を克服できるチームになるよう取り組みたい」と力を込めた。
今大会で、宮高男子チームは2連覇した団体戦のほか、ダブルス優勝の兼島・砂川ペア、シングルス準優勝の兼島と3位の本村葵(1年)が、それぞれ九州大会と全国大会への出場権を獲得している。