社会・全般
2010年5月22日(土)8:28
パネル盗難被害80万円/誘殺灯
宮古島署/5人、9件を検挙
土壌害虫アオドウガネを駆除する誘殺灯のソーラーパネル盗難について宮古島署が捜査した結果、2009年10月から今月21日までに検挙された人数は5人、検挙件数は9件で、被害額の合計は約80万円に上ることが明らかになった。
現在、宮古島署管内には固定式854機、可動式1693機の誘殺灯が設置されている。ソーラーパネルを用いて太陽光で発電・蓄電し、その電力で日没から約4時間ライトを点灯させてアオドウガネの成虫を誘殺する。
そのソーラーパネルが盗難被害に遭っていることを知った宮古島署が09年10月から捜査したところ、現在までに5人、9件を検挙した。5人はいずれも「自分の船のバッテリー充電用に盗んだ」と供述している。
ソーラーパネルの大きさは縦約45㌢、横55㌢で、1枚当たりの価格は8万8000円。
同署では同事件について「盗んだパネルを自ら所有する船に取り付け使用する、安易な考えからの窃盗事件」と犯罪行為であることを強調した。