プロ野球球団設立へ/県内初、宮古は準本拠地
来年1月にチーム始動
県内初のプロ野球球団が設立される。宜野湾市と浦添市を本拠地、宮古島市はサブ(準)本拠地となる。3市に19日、球団事務所を開設した。新球団を設立するBASEの北川智哉社長は「県民の野球熱の受け皿として、将来は日本プロ野球機構(NPB)への参入を目指す」と話した。チームの宮古島での活動は年間118日、10月から3月を想定している。
設立する球団は四国アイランドリーグなどの既存の独立リーグに属さない、独自のプロ球団。NPBの2軍、3軍や社会人、既存の独立リーグなどと交流試合を想定している。
7月に球団運営法人を設立し、10月にはチームスタッフを決め、11月には入団選手を選抜するトライアウトを実施。12月に入団選手を正式決定し、来年1月1日にチームが始動する。選手30人、スタッフ5人、計35人程度を想定している。選手は県内出身者やNPB球団退団者らが考えられるという。
18日に宮古毎日新聞社を訪れた北川社長は「沖縄の野球熱はとても高い」と観客動員にも自信を見せ、また「観光とのセット」も挙げ、県外からの動員も見込めると説明した。運営資金面については県内進出に興味を示す県外企業からの調達を見込んでいるという。
チームは1月から3月、宮古島でキャンプ、社会人との練習試合。4月から9月は沖縄本島、関東遠征、四国独立リーグとの対抗戦など。10月から12月は宮古島での自主練習などを計画している。