取扱総額8000万円超/宮古島漁協18年度
マグロ、ブダイが豊漁
宮古島漁業協同組合(儀保正司組合長)は24日までに、2018年度魚介類取扱実績をまとめた。それによると、総量は前年度13%増の99㌧、総額は前年度比15%増の8311万円と高水準を推移した。総額8000万円を超えたのは7年ぶり。大物キハダマグロやブダイなどが豊漁に恵まれ全体を押し上げた。
魚種別で取扱量が最も多かったのはキハダマグロで数量18㌧、金額にして1583万円(平均キロ単価859円)だった。
エビ類の平均キロ単価は、ゾーリエビ3158円、イセエビ3153円、トラエビ2016円で平年並みの高値。
イカ類の平均キロ単価は、赤イカ1622円、白イカ1552円、甲イカ1412円と平年並みを推移した。
高級魚別の平均キロ単価をみると、アカジンミーバイが1821円でトップ。次いでアーラミーバイ1530円、赤マチ1455円、ユダヤーミーバイ1155円、シチューマチ1154円となっている。
キハダマグロを除いたマグロ類では、メバチが3㌧、234万円、トンボ(ビンナガマグロ、ビンチョウマグロなどとも呼ぶ)3・5㌧、金額165万円。
大衆魚別ではブダイ13㌧、1259万円、ツノマン(マブユ)2・6㌧、112万円、アバサー1・2㌧、86万円を達成した。マクブの取扱量は少なかったが、平均キロ単価は1651円と高値だった。
その他の平均キロ単価は、タコ1076円、ヤコウガイ955円だった。
同組合は「組合員の技術向上や出漁回数の増加などで豊漁となった。感謝でいっぱい。今年度も引き続き航海安全を第一に豊漁を願う」と期待を込めた。