建災防県表彰を報告/宮古3現場
労基署「他の模範に」
建設現場における安全管理活動で、建設業労働災害防止協会(建災防)県支部長表彰(優良賞)を受賞した宮古地区3工事現場の各社代表らが3日午後、平良地方合同庁舎で宮古労働基準監督署や建災防県支部宮古分会に報告を行った。労基署の新里隆署長は「3現場の受賞は名誉なこと。宮古地区の模範になる」とたたえた。
県支部長表彰を受賞したのは、平良港(防波堤外地区)臨港道路橋梁(きょうりょう)下部工事を実施した大米建設をはじめ、増原地区ほ場整備工事の丸良建設、宮古伊良部農業水利事業仲原地下ダム長南砂川排水路暗渠工事の翔南建設の3社。先月18日に那覇市内で開かれた建設業労働災害防止大会で表彰されている。
報告会で、大米建設現場代理人の上田忠さんは「現場では安全管理、安全連絡の徹底を重視した。これからもスタッフ、協力会社ともに安全を第一に取り組んでいきたい」と話した。
丸良建設工事部の波名城弘幸さんは、「この受賞を機に、労働災害防止の機運をさらに高められるよう頑張りたい」と決意した。
翔南建設の友利勝人社長は「長丁場の現場になったが皆さんの指導のおかげで無事故で竣工(しゅんこう)することができた」と感謝し、「これからも皆さんの指導を受けながら安全管理の徹底を図っていきたい」と話した。
報告を受け労基署の新里署長は「日ごろの安全管理のたまものであり、うれしく思う」と祝意を述べるとともに、「ますます現場の管理を徹底され、さらなる高みを目指しながら無事故無災害の仕事を続けていただきたい」と激励した。
建災防県支部宮古分会の長田幸夫分会長も「受賞を契機にさらなる精進と努力を重ね、宮古地区で労働災害防止活動の模範になってほしい」と励ました。