法人会青年・女性部会
学校に教育漫画本贈呈
税考えるきっかけに
沖縄宮古法人会青年部会(部会長・砂川拓也多良川社長)と同女性部会(部会長・上地克江富士製菓製パン取締役)は9日、市役所城辺庁舎を訪ね、市教育委員会(宮國博教育長)に租税教育用の漫画本「おじいさんの赤いつぼ」=写真=を550冊贈呈した。近く各小中学校に配布する。両部会では、後日多良間村と平良の漲水学園に各10冊贈る。
この日の贈呈は、日本の将来を担う子供たちに、暮らしと密接に関わる税の仕組みや、税の使われ方に興味を持たせ、国や地域社会を愛する気持ちにつながることを目的に実施した。
贈呈式で、砂川部会長は「6年生を対象にした授業の租税教室や税に関する絵はがきコンクールの副読本として贈る。小学校で副読本を通して税を考えるきっかけとなり、これから社会の一員として税をしっかり学んでもらうという両方の意味もある。しっかり活用していただき、子供たちの健全な育成を願う」と語った。
青年部会の下地充副部会長、富山忠彦理事、女性部会の友利ヒロ子直前部会長、同法人会の長崎吉子事務局長が同席した。
宮國教育長は「憲法で示されている三つの義務は、教育の義務、勤労の義務、納税の義務である。子供たちには国民に果たすべき義務をしっかり教えていくのが教育の役目である。そのための健全育成がある。しっかり勉強して、しっかり働いて、しっかり税を納めるということを、皆さんの教えとして子供たちに伝えていく」と謝意を述べた。
税の啓発漫画本でもある「おじいさんの赤いつぼ」は、子供向けに分かりやすく紹介。税金を払わないとどうなるのか、税金を払う意味などが書かれている。