「平和の一議席守り抜く」/高良氏総決起大会
参議院議員選挙の沖縄選挙区に立候補した高良鉄美氏(65)の総決起大会(主催・命どぅ宝!未来をひらくうまんちゅの会宮古支部)が11日、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで開かれた。会場には支持者らが多数集い、高良氏の勝利に向けて気勢を上げた。高良氏は「35年間、憲法を教えてきた経験を生かすために、皆さんの力を貸してほしい。平和の一議席を守り抜く」と訴えた。
高良氏は明治憲法と現在の日本国憲法の違いを説明し、「日本国憲法は戦争がない社会を予言してある。国民に主権があると明記されているが、このまま黙っていたら国民主権はだめになる」と訴えた。
その上で「生活は苦しい、子育ても大変、子供の貧困問題もある。税金を戦闘機やミサイルを買うために使わせてはいけない。2兆5000億円を投じて辺野古に新基地を作らせてはならない。玉城知事の県政を国政の場からしっかりと支えたい」と強調した。
糸数慶子参議院議員は「県民と守ってきた平和の一議席を高良さんに託したい。高良さんは大学で平和憲法を若い人に伝えてきた人物。今回の参議院選挙には、子や孫の命が懸かっている。憲法の改悪を許してはいけない。必ず高良さんを国会に押し上げよう」と呼び掛けた。
主催者を代表して新城元吉支部長は「今回の選挙はこれまでと違う。憲法の理念を全国、世界に訴えて民主主義の基本を取り戻そう」と述べた。
総決起大会には共産党や社会民主党、国民民主党、立憲民主党、沖縄社会大衆党、労組代表や市民団体の代表者らが登壇し、連帯のあいさつを述べた。
最後は支持者らが全員で手をつなぎ、ガンバロー三唱を行い、勝利に向けて団結を誓った。