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郷友会便り
2019年7月16日(火)8:54

【郷友会便り】グランプリ賞にフローリアンさん/宮古民謡コンクール

4部門賞で計45人合格


新人賞など4部門賞に88人が挑戦した宮古民謡コンクール=14日、豊見城市

新人賞など4部門賞に88人が挑戦した宮古民謡コンクール=14日、豊見城市

 【那覇支社】沖縄宮古民謡協会(佐和田方恒会長)主催の第40回宮古民謡コンクールが14日、豊見城市中央公民館で開催され、最高位のグランプリ賞に那覇市在住でフランス・パリ出身のブリカール・フローリアンさん(35)が輝いた。

 コンクールには、同協会に加盟する県内外の宮古民謡研究所に所属する研究生88人が、新人賞のほか優秀賞、最高賞、グランプリ賞の各部門に挑戦して計人が合格した。

 フローリアンさんは、約4年前から宮古民謡に取り組み、これまで新人賞など三賞の各部門を1回でクリアしてきた。今回のグランプリ賞にも、初挑戦で栄冠を手にした。フローリアンさんは「非常にうれしい。先生や先輩方に感謝の気持ちでいっぱい。責任感を持って、いろいろな宮古民謡にも挑戦して、レパートリーを増やしていきたい。いずれは教師免許を取って民謡教室を開きたい」と意気込みを語った。

 今回のコンクールには、最年少の8歳から最高齢の77歳までの幅広い年齢層の受験生が、日ごろの研さんの成果を披露した。関東や関西、九州など県外から45人、宮古からは7人、八重山からも3人が参加している。課題曲の「なりやまあやぐ」や「とうがにあやぐ」、「伊良部とうがに」など計13曲の中から、それぞれ得意とする民謡曲目を発表した。

 同協会の理事が審査員(4部門計28人)として、▽礼節(姿勢、態度、服装)▽調弦・ツボ押し▽歌詞・発音▽音程・調子(強弱)▽思い入れ(感情・節回し)-などを審査項目に、受験者を細かくチェックした。各部門賞の合格者は、同協会が9月22日に浦添市てだこホールで開催する「宮古芸能祭」で表彰された後、晴れの舞台でコンクールの課題曲を初披露する。

 グランプリ賞以外の三賞の合格者は次の通り。

 ▽新人賞=中村敦子、矢幡晃、田島萌、松村正一、上原奈美、謝花千鶴子、下地佳歩、岩佐華音、松田茜梨、佐々木直行、小野夏果、廣田延浩、安井順子、佐藤繁、板倉敦子、手登根功、高野公子(計17人)
 ▽優秀賞=中山則和、長島歩、田中セイ子、宇津木貴志、伊波賢明、山内京子、山田親哉、山城幸子、福原義輝、重松和幸、板倉果保、岩谷美也子、仲宗根久美子、末永優子(計14人)
 ▽最高賞=戸田綾子、土井牧子、上原とみ子、鈴木大輔、中島千裕、牧園由美、村上直、藤野育子、原まり、高嶋理世、菊池香里、カーピネリ美海ゾーイ、糸洲秀智(計13人)

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