子牛価格、大幅下げ/7月競り
9カ月ぶり70万円割る
JAおきなわ宮古家畜市場の2019年7月期肉用牛競りが21日開かれ、子牛1頭平均価格は前月比9万2096円安の68万9112円で9カ月ぶりに70万円を割り込んだ。平均キロ単価は2517円と前月より315円下げた。全県的な下げ傾向だが、台風による購買者の一部足止めも価格に影響したとみられる。
今月競りには子牛369頭が上場され、359頭の取引が成立した。平均体重は274㌔だった。
性別の1頭平均価格は去勢が前月比6万6555円安の74万4288円、雌は前月と比べて13万8507円も下げて60万3804円だった。雌の大幅下げが全体価格を引き下げた。
平均キロ単価は去勢が前月比192円安の2659円、雌は523円安の2283円と最近の取引相場では安値傾向となった。
JA宮古地区畜産振興センターによると、全県的に下げており、各市場で2~6万円安の取引になっているという。
これに追い打ちをかけたのが台風5号の接近だ。子牛を買い付ける購買者が宮古入りできないため、開催日を19日から21日に延期したが、購買者全員が参加できなかった。これらが価格に影響したとみられる。
成牛を含む上場頭数は438頭で、成立頭数は428頭。1頭平均価格は62万8146円、平均キロ単価は2066円だった。
成牛を含む販売額は2億6884万円だった。