不法投棄ごみ235㌧/ネットワーク会議
17年度宮古管内 減少傾向に
宮古管内の2017年度不法投棄ごみの総重量は234・8㌧(一般廃棄物129・8㌧、産業廃棄物105・0㌧)だった。件数は一般廃棄物5件、産業廃棄物1件だった。23日に宮古保健所で開かれた廃棄物不法処理防止ネットワーク会議で報告された。不法投棄は09年度の一般廃棄物1万1279㌧、産業廃棄物3598・3㌧をピークに減少傾向にある。
会議は、廃棄物の不適正処理の防止およびこれらの事犯に迅速かつ的確な対応を行い、生活環境の保全および公衆衛生の向上を目的に開催。県、市、宮古島署、宮古島海上保安部などの関係者らが参加した。
宮古保健所生活環境班の吉田哲班長は「本ネットワーク会議を通じて、監視体制の強化を図り、廃棄物の適正処理の推進や不法投棄の未然防止対策に取り組んでいきたいと考えている」と話した。
5月に行われた一斉パトロールでの調査結果について報告があった。パトロールは伊良部佐和田農道、伊良部長浜道路脇、久貝農地、上野野原、大嶽城址公園の5カ所を調査。佐和田と長浜では道路脇に生活ごみや粗大ごみが大量に捨てられていた。佐和田には監視カメラを設置したとの報告があった。
県内の不法投棄は1796・3㌧で管内は13・2%に当たる234・8㌧だった。件数は13、14年度が9件、15、16、17年度が6件で1桁台が続いている。
引き続き県環境部環境整備課が「廃家電の適正処理」、「ポリ塩化ビフェニール(PCB)使用安定器の期限内処理」、同会議の会員が「廃棄物不法処理防止に係る取り組み内容」について報告した。