高良氏に当選証書付与/県選管
「身が引き締まる思い」
【那覇支社】21日に投開票が行われた第回参院選沖縄選挙区で、初当選を果たした高良鉄美氏(65)への当選証書付与式が24日、県庁で行われた。県選挙管理委員会の当山尚幸委員長から高良氏に当選証書が手渡された。式典後、高良氏は記者団に対し、「身が引き締まる思いだ。県民の期待と願いには、国会活動でしっかりと応えていきたい」と意気込みを語った。
式典では、県選管の当山委員長が「本県選出の国会議員として、県民の声を国政の場に反映させ、県と県民の平和と安寧、経済、福祉等の向上のため、十分に職責を全うするよう期待している」とあいさつした。
集まった支持者らに対し、高良氏は「皆さんの大きな支援のおかげで、『平和の一議席』を受け継ぐことができた。沖縄の諸問題に取り組む覚悟を改めて強くした。今後、皆さんと共にしっかりと歩んでいく」と決意を新たにした。
また、式典後に高良氏は米軍普天間飛行場の辺野古移設について「辺野古の問題は全国民に関係する問題だ。税金の問題でもある。多くのお金を使って辺野古を完成させる工事をやるのかと全国民に訴えていきたい」と述べた。
憲法改正については「改正ありきという姿勢がある。どのようにして、この憲法が70年も守られてきたのかを知らないと議論できない」と指摘した上で、「この憲法がどうやって作られたのか、この憲法がもっと未来のことを想定している憲法であることを訴えていく」と語った。