トライアスロン 豪代表チームが来島/東京五輪向けキャンプ
コーチと4選手「環境良い」
2020年東京オリンピックに出場するオーストラリアのトライアスロンナショナルチームが2日、宮古島市での事前キャンプのため来島した。15日から東京で行われる代表選考レースに向けて調整する。
「先発隊」として来島したのはダン・アトキンスヘッドコーチと4選手。
下地島空港に到着したアトキンスヘッドコーチは「宮古島は混雑してなくて環境が良い。安心で安全」と話し「東京より温度と湿度が少し高い。ここで体を作って、暑さに慣れて東京でのレースに臨みたい。とても大事なキャンプになる」と調整に目を向けた。
ジャズ・ヘッチランド選手は「2週間後のレース、1年後のオリンピックに向けてしっかり調整したい。東京は蒸し暑いので慣れるには良い環境」と話し、宮古島の印象については「来島は2回目。戻ってくることができてうれしい。小さい島だがビーチがとてもきれい。暑いがそれも魅力」と笑顔だった。
ほかの選手たちも順次、来島する。全体的にはコーチ含めた30人がオリンピックのテストイベントでの代表権獲得を目指し、トレーニングに励む。
事前キャンプに向けては今年4月にオーストラリアトライアスロン連盟と県、宮古島市の3者が覚書を交わしている。
同連盟は、キャンプ地は国内外の候補地5、6カ所の中から宮古島を選び、その理由として気候やスポーツ施設の充実、静かな環境などを挙げた。