太陽光発電システム完備/七原コミュニティセンターが落成/式典・祝賀会開く
戦後処理の一環で建設された平良鏡原地区の七原コミュニティセンター落成記念式典と祝賀会が22日、同センターで行われた。同施設は太陽光発電設備を設置した地域活動の拠点。式典には多くの地域住民や行政関係者が駆け付け、施設の落成を盛大に祝った。
旧日本軍の海軍飛行場建設に伴い、立ち退き(土地接収)を余儀なくされた旧地主への戦後処理の一環で建設された。旧地主の理解を受けて団体補償方式で公民館や御嶽の周辺整備事業が決定。富名腰や腰原でも同様の戦後処理が行われた。
七原コミュニティセンターの延床面積は429平方㍍。事業費は1億4120万円が投じられた。太陽光発電設備も設置し、施設内で使う3分の1の電力を賄える。
式典で七原自治会の西里明男会長は「地域住民の文化活動はもとより、生涯学習の場として活用し、地域の団結と活性化に役立てるとともに、自治会活動の拠点として会員一同が力を合わせて豊かで住みよい地域づくりに向けて頑張りたい」などと決意し、有効活用を約束した。
下地敏彦市長は「センターの完成を機に長くこの地に住み続けてこられた住民の皆さんと新しい住民の交流が促進され、活力と魅力にあふれる七原自治会の形成を期待する」と祝辞を述べた。
式典後は祝宴が開かれ、多数の余興が披露された。集まった地域住民は祝宴を楽しみながら新しい公民館の落成を祝った。